ツアー体験談

小山 健先生 (岐阜純福音教会)

「暑い!目的地まで後どのくらいかかるんだろう?」ツィンの荒野でのジープツアーは、予想以上の道のり。道なき荒野をジープで数十分。現地の方の運転はこれまた激しい。ジープがつんのめりそうな坂や水たまりも横断し、突き進んでいく。

目的地付近に到着後、そこからは荒野を歩く。「泳ぐ格好を持ってきたか?着いたら泳げるよ!」運転手兼ガイドの方の言葉を信じることができない程、周りの光景は荒涼とし、乾燥している。果たして何が待ち受けるのかと思いつつ歩き、水を飲む。近いと言われたのにこれがなかなか歩く距離も長い。

ふとイスラエルの民の気持ちが少し分かった気がした。「乳と蜜の流れる地」があると言われながらも、目に見える光景は荒野。周りには弱く、早く動けない子供・老人がいる。水や食べ物も見当たらない。いつまでこの旅は続くのか…。荒野を旅したイスラエルの民を思う時に、彼らが不平不満を言った気持ちが理解できた気がした。もちろん私が歩いたのはわずか2、30分。イスラエルの民は40年間である。

しばらく歩くとついに目的地に到着!何とそこには素晴らしいオアシスが広がる。滝壺のような池があり、泳いでいる人たちが本当にいる。「あっ、運転手さん、疑ってごめんなさい」と思わされた。『信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです(へブル11:1)。』のみことばが心に浮かんだ。

聖書を読む時、荒野で不平不満を言ったイスラエルの民は「不信仰・不従順な者」であり、悪い手本のように思わされる。しかし、実際に彼らが歩き、約束の地が見えない、苦しい日々を過ごした地に立った時、彼らが不平不満を言い、不信仰・不従順に陥った気持ちがよく分かった。

私たちは今、キリストの十字架と復活の恵みにより救いを受け取ることができる。地上では寄留者であり、天に入ることができることも分かっている。それでも私たちの今の信仰生活はどうであろうか。時に主に不満を言い、自分勝手な希望を申し立て、不信仰に陥ってしまうこともある。天への希望があり、主が共にいてくださっていることが分かっているにもかかわらずである。

さまざまなことを思い巡らしながら、その日の夕方、ミツぺ・ラモンに到着。崖の縁に立ち、パノラマに見える荒野と夕日の絶景を見た。その景色は圧巻。ただただ美しさと壮大さに圧倒され、旅を共にする素晴らしいメンバーと共に賛美し、祈り、写真を撮る。そして気付いた。「荒野の景色は、これほど美しいのか!」と。

荒野のただ中を歩いている時は、目的地も見えず、昼は熱く夜は寒い。水や食料の不安もある。しかし、荒野の眺望を見る時に、そのすべてが美しく、主がつくられたものであることを思わされた。果てしないように思われる荒野の先に豊かな地がある。

まさに、主のまなざしはパノラマだと思わされた。私たちの目線は見えてもわずか少し先まで。足らないものばかりが見えてしまう。しかし、パノラマで見ておられる主の目線ではすべてが美しく、主の御手の中にすべてがある。『神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる(ローマ8:28)。』このみことばの通り、私たちが人生の荒野の中にあり、不安と困難を経験する時も、主はそのすべてを働かせて、私たちにとって益としてくださる。すべてが美しい主の創造の御手の中にあるのだ。荒野の絶景を見ながらそう確信させられた。

ツアーは続き、ガリラヤを経てエルサレムへ。実は旅に来る前に7歳の息子から「イエスさまのお墓の写真を撮ってきてね!」と頼まれていた。

イエスさまの墓と言われる場所は二つ―聖墳墓教会と園の墓である。どちらかというと聖墳墓教会の可能性が高いなどと話を聞きながら、二つ目の園の墓の中に入った時、はっと思わされた「あっ、墓は空っぽだ!どちらの墓が本当かは重要じゃない。復活されたからどちらが本当かが分からないのだ」と。その時『わたしは、よみがえりです。いのちです(ヨハネ11:25)』のみことばが心に響いた。「そうだ。よみがえられた方でなければ生きて私たちを救ってくださることはできない!」そう思わされた時に、ただただ喜びに圧倒された。

仲間と『主は今生きておられる』を歌いながら、最高の福音に生かされ、伝えることのできる喜びに満たされた。まさに空の墓を見た女性たちが走ってキリストの復活という最高のニュースを伝えた気持ちでいっぱいになった。帰国後、息子には「お墓の写真は撮ったけど、空だったよ!」と力強く伝えた。

エルサレムでの路上ライブや女子高訪問など、ユダヤ人の方々と直に交流もさせていただくことができた。彼らの必要や深い傷を見る時に、寄り添うこと、神さまからの愛を行動として表す必要を感じた。また同時に、まさに荒野の中を歩み続けている彼らが、真の希望であるキリスト(イエシュア)による救いを受け取り、福音の希望と喜びの中を歩めるよう、祈り続けていきたいと強く思わされた。

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