ツアー体験談

「2週間後イスラエルに行ってみない？」という主任牧師の電話から始まった私のZION2015。出発日までの間に、妻子を田舎に送り、仕事を終わらせ、スーツケースに大好きな午後ティーを詰め…あれよあれよという間に、気が付いたら、イスラエル行きの飛行機の中でした。暗くなった機内で、パンフレットを見つつ、やっと自分はイスラエルに行くのだという実感が湧いてきました。

国内のような安心感

準備不足&初めてのイスラエル旅行ということでさまざまな不安がありましたが、ガイドの亨子さんとB.F.P. Japanスタッフがしっかりフォローしてくださり、「ここは日本？」と錯覚してしまうぐらいの安心感の中、9日間を過ごすことができました。
最も不安だった治安についても、イスラエルの総選挙という結構危険と思われる日に、市場でのランチ＆買い物と路上賛美を行いましたが、無事何事もなく帰国することができました（＾＾）。ガイドの亨子さんにお聞きしたところ、イスラエルの治安は、「日本に来る外国人が『地震は大丈夫？』と聞くのと同じ」とおっしゃっていました。安全とは言えないけれども、危険性は私たち日本人が思っているよりは少ないようです。ただ、さまざまな場所で銃を持った若い兵士たちを見る時「エルサレムの平和のために祈れ」というみことばを思い出し、平和にイスラエルを観光できることは、多くの方々による祈りの結果であり、特別な期間なのだと思わされました。また今回のツアーは、40歳以下の若い方々のツアーということで過酷な旅を覚悟していったのですが…旅行ルート、ホテルの質、食事、衛生状態のどれをとっても素晴らしかったです。その背後にはB.F.P. Japanスタッフの方々の気遣いと入念な準備を心より感謝いたします！

魅力いっぱいのツアー

ツアーで巡った場所について書いていくなら、文字数制限を超えてしまうので、全体を通しての私が感じたZIONツアーの魅力を3つほど紹介したいと思います。最初の魅力は、ガイドの亨子さんです。亨子さんは、ガイドが必要な場所はもちろんですが、移動中、食事の時さえも…時に聖書、時に写真、時にイラストを用いて、絶え間なく新しい知識を提供し続けてくださいました。初めはガイドし続ける亨子さんを見て、最初だから話すことがたくさんあるのだろうなと思って聞いていましたが、最後まで全く同じペースでガイドし続けてくださいました。

二つ目の魅力は、献身者たちのツアーであることです。さまざまな教派、教会から集められていますが、それぞれの場所で仕え、祈り、賛美し、みことばを共に聞き、応答する姿を見て、キリストにある一致と、兄弟愛を見ることができました。

最後は、イスラエルそのものの魅力です。
イスラエルは四国ほどの面積ということですが、何と魅力が詰まった国なのでしょう！（四国も十分魅力的です←妻の実家がありますので…）

イエスさまが生まれ育った村、誘惑を受けた荒野、福音書のメイン舞台 ガリラヤの町々、十字架への道とゴルゴダの丘、空っぽのお墓、昇天されたオリーブ山…

イスラエルには、イエスさまが歩いた足跡がはっきり残っていました。

未来を垣間見られる場所

再臨を前に再建される神殿、イエスさまが再び来られる時に、二つに裂けるオリーブ山、まだ閉ざされているがイエスさまが通られる黄金の門…

イスラエルには、過去の足跡だけではなく、これからイエスさまが歩まれる道筋もはっきり見ることができました。キリスト教関係の過去の史跡は、日本にもたくさんあります。しかし、イスラエルには、未来を垣間見ることができる史跡がありました。そのような史跡を見て、私は聖書の中に立っているということを、はっきり悟ることができました。

「そこで、わたしは目標のはっきりしないような走り方をせず、空を打つような拳闘はしない。」
１コリント9：26

異邦人の完成、ユダヤ人の悔い改め、イエスさまの再臨…私はどこまで見られるのかは分かりませんけれども、この時代に、イスラエルに行かせていただく恵みにあずった者として、イエスさまが再び来られる！というゴールを見失うこと無く、日々、目標に向かって走っていきたいと思います。

最後にツアーを導いてくださったチャプレンの大矢先生、ご一緒させていただいた先生方、ガイドの亨子さん、B.F.P. Japanスタッフの皆様、経済的にサポートしてくださった足長おじさんに心からの感謝と祝福をお祈りします。そして、すべてを導いてくださった主に栄光がありますように！