ツアー体験談

毛利晶子先生 (札幌キリスト福音館)

10月24日 ツアーのスタートです。ガイドは「昨日よりも今日の方がイスラエルを好きになっている」とおっしゃるBFP、CEOのご主人。ツアーガイド歴20年のトム・ブリマー師。

まずはテルアビブからカイザリヤへ。
かつては、小舟が2、3隻だったところを、ローマ人が快適に過ごせるようにとヘロデ王自身も持っていた7つの宮殿のうち、ここの宮殿を一番好んだようです。
ローマ帝国は、ギリシャを征服したとこに、ヘレニズム(ギリシャ文化)を取り込みました。ローマに忠誠を誓うヘロデ王もヘレニストでした。快楽を追求し、太っていました。精神的に病んで、強迫観念にとらわれ、自分の宮殿の中に人を入れたくありませんでした。そこで円形劇場に王座をつくり、そこで人にあっていました。
パウロが逮捕され、カイザリヤに連れてこられたときは、ちょうど写真のように、劇場で王と対面したようです。4000人ほどの人がパウロの証しを聞いていたものと思われます。

ここでトム先生が、文化について興味深いお話をしてくださいました。
ヘレニズムの特徴的な言葉は、
ヘドニズム・・・快楽を追求する
エステティクス・・・美を追求し、礼拝する の2つだそうです。

自分にとって快であるか、不快であるかが重要です。
ローマがキリスト教国化したとき、教会がこのヘレニズムの影響を受けたことは否めないでしょう。

座りやすいイスかどうか
牧師の説教がわかりやすいかどうか
賛美がすばらしいかどうか・・

自分にとって益となる教会を選ぶ思考が、私たちの中にも隠れているかもしれません。

対して、ヘブライ思考を代表するのは詩篇23篇です。

主は私の羊飼い。
羊のように、自分の主人にどこまでもついてゆく。
そこが快か、不快か、美か、汚いかは関係ありません。
自分の主人に従う。これがヘブライ思考の中心です。
自分を見つめ直すよいときになりました。

それにしても地中海は美しかった~♡

カルメル山では、火と水の神バアル礼拝と戦うエリヤの信仰について学ばされました。
水の神であるバアルに対して、「もう雨は降らない」と宣言したあと、エリヤはケリテ川のほとりでカラスに養われました。カラスは(律法的には)きよくない鳥です。エリヤはきよくない鳥が持ってきた食べ物を口にすることに、信仰を働かせる必要がありました。また、エリヤはやもめに養われました。イスラエルではやもめと孤児に悪を行う者は死刑です。それでもまず自分に食べさせるように言うとき、エリヤには信仰が必要でした。

いよいよ火の戦いに向かったとき、一日中踊り狂ったバアルの祭司とは対照的に、エリヤの祈りは、ゆっくり読んでも30秒。

火は降りました。

毎日の食べ物=生活の中で主に信頼し、従って生きる者にとって、主を呼ぶ祈りは30秒でOKだったということです。

すばらしいガイドに本当に感謝します。

そしてこの戦いの地から、ハルメギドを臨み、軍の重要航空基地が地下にあることにびっくりしながら次の地に向かいました。

ちなみに出会って2日目のZion2012メンバーは、すでにこの頃には不思議な一体感を感じはじめておりました♡

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